本プロジェクトについて

「Pioneros―ペルー日本人移民データベース1899~1941」は、 ペルー日系人協会JICA横浜 海外移住資料館による共同プロジェクトです。 スペイン語サイトは「日本ペルー友好の日」をペルーで祝う日である2013年4月3日に、日本語版は「海外移住の日」である2013年6月18日に公開いたしました。

本データベースは、移住資料デジタルネットワーク化プロジェクトの成果の一つであり、 また、2012年10月25日に公表されたデジタル・ミュージアムも含まれますが、そこでは、日本人ペルー移住史料館”平岡千代照”の所蔵コレクションを紹介しています。

「Pioneros- ペルー日本人移民データベース」ではどのような情報を得られますか?

本データベースでは、ペルーへの日本人移民のうち、1899年から1923年にかけて契約移民として渡航した18,727人全員と、1923年から1941年にかけて自由移民として渡航した約11,650人の一部、2,348人分のデータが収録されています。日本人移民のデータを、氏名、出身都道府県、乗船した船の名前、ペルーへの到着日(不明のものについては神戸、横浜の出港日)そして配耕地名(不明は空白、自由移民については「自由移民」)などにより検索することができます。(詳細は凡例をご参照ください)

収録データについて

収録データは、慶應義塾大学柳田研究室が外務省外交史料館架蔵「移民取扱人ヲ経由セル海外渡航者名簿」「移民運送船関係雑件 日本郵船株式会社 旅客名簿」等をもとに、一部「旅券下付表」等の史料で補い作成した「ペルー契約移民データベース(18,727件)」「渡航者名簿データベース(2,348件)」のものを利用しています。
本データの収録に際し、目白大学赤木妙子教授、慶應義塾大学柳田利夫教授のご協力をいただきました。また、収録に向けたデータ入力・修正作業は、JICA横浜海外移住資料館学術研究プロジェクト「移住資料ネットワーク化プロジェクトの充実と拡張」の一環として実施され、柳田研究室のみなさんにご協力いただきました。

今後は、戦前期における全ての自由移民の情報を収録し、戦前期の全移住者データベースへの拡張を目指します。また2016年度からは、戦後移住者の情報収集を開始しており、ペルーへの全日本人移住者のデータベースへの拡張を進めてゆきます。
【ご協力のお願い】
ペルー日本人移民の画像資料及び情報提供について

本データベースに収録されている日本人移民の写真、パスポートや労働契約書などのデジタル化された文書などをお持ちでしたら、情報を補足するためにご提供いただけると幸いです。

また、氏名や住所など、収録データに誤りや抜けている情報等がございましたら、お知らせください。皆様のご協力により、本データベースはより正確な情報をご提供することが可能となります。

本データベースに関し、ご意見や情報提供等ございましたら、ご意見・ご提案のページ、または問い合わせ先のページをご参照のうえ、お送りください。

皆様のご協力を心よりお待ちしております。