出発前の稲嶺ビクトル

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1935年、父と別れ日本へ出発する前の稲嶺ビクトル。戦前、アルゼンチン生まれの日系二世数百人が、日本教育を受けさせるため、あるいは家族が日本に引揚げるまで先に送り込まれていた。しかし、戦争が勃発して両国間には海路をはじめ、あらゆる連絡手段が閉ざされ、多くの家族を悲劇に陥れた。