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救恤委員会が扱った1948年7月付けの寄付者名簿の一部。戦後直後の祖国との通信が途絶した状況下で、アルゼンチンの日本人社会は日本の戦禍による荒廃が分かるに従い言葉にならない苦悩に包まれ、何とか戦争に生き残った人たちを救援しようとする気持ちにかられた。全国的な募金活動のほかに、演芸会、映画会などを主催して資金を獲得、数回にわたって慰問品を送ることができた。