日本貿易の始まり「トウゴウ商店」

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ブエノスアイレス市内目抜き通りのフロリダ街664番地にあった「Casa Togo」商店。福井県大野市出身で神戸を本拠点にし,アルゼンチンで安定した営業を行なった最初の日本人である滝波文平は,ヨーロッパ経由1905年にアルゼンチンに着いているが,従業員の坪田静仁も同伴していた。日用雑貨に加え日本製絹物や陶器,漆器類などの販売を始める。彼らの着いた8月21日を,在亜日本商工会議所は日本アルゼンチン通商の開始の日と規定している。