東郷元帥,東京に帰る

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Caras y Caretas誌(1906年1月6日379号)が報じた東郷元帥が東京に入り,皇居に向かう場面。小国日本が,大国ロシアに対する勝利から一躍認識され,少数の邦人を喜ばせた。例えば,牧野金蔵がコルドバに来た時,日本人を見たことのない現地人はその容貌がボリビアの先住民種族に似ているのでコージャという仇名をつけたぐらいだったが,日露戦争が始まると,次第に日本の存在が分かり,彼も戦勝の度毎に友人を呼び,ことに旅順陥落の報が新聞に出た時は友人知人が押しかけてきて大祝賀会を催し,一晩飲み明かしたといわれている。