He16 盆踊り

  

1985(昭和60)年
カウアイ島ハナペペ
田原一久 撮影

ハワイの盆踊りは、19世紀末頃に日本人移民がサトウキビ・プランテーションで故郷を思い出して始めたもので、その後仏教寺院で行われるようなったと考えられている。
第二次大戦中は日本人・日系人の活動が禁止されていたことから、盆踊りは出来なくなったが、戦後、戦死者慰霊のために復活した。
現在では6月から9月初めの週末毎にハワイ中で仏教寺院を中心に80か所以上で開催され、シーズン前には各地のスケジュールが新聞やインターネットで発表される。日本と同じように、会場には中心に櫓が組まれて提灯が吊るされ、踊りの輪が広がる。大きな会場では数千人以上が集まる。日本以外のルーツを持つ人々も踊りに加わり、祭りを楽しむ。