理髪店
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都市の日本人移民たちが最初に営む職業のひとつとして、理髪店がありました。1904年、リマで日本人が経営する理髪店は、店主と従業員のふたりで営む1軒のみでした。その後、顧客が増えるに従って従業員は増え、2,3年仕事を続けた従業員は独立し、自分の店を持つようになりました。このようにして理髪店が増加し、1907年には、50店舗が参加したリマ日本人理髪同業組合が設立されました。これはペルーで設立された初めての日本人商業組合でした。同組合にはスペイン語の定款があり、スペイン語の学校も運営していました。
写真はリマの南に位置するイカ県チンチャ・アルタの理髪店です。