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1928年移民たちの甚大な努力のもと日本政府の経済援助によりリマ日校の新しい本拠地がヘスス・マリア区のフランシスコ・マリアテギ通りに開校しました。ペルー日系人のためにもっとも重要な教育機関となりました。
リマ日校はモデル学校とみなされ、日本人、ペルー人合わせて50人の教師から構成された教育機関で1600人以上の生徒を擁していました。そこでは日本語、スペイン語で、男女の児童に対して両国の正課の初等教育を行っていました。
日本語の授業は日本の主要教育機関を卒業した教員が日本の公式な教科書を使用して行われました。国語、日本史、日本地理、自然科学、算数、そして、日本精神を涵養する最も重要な科目である「修身」などがありました。第2次世界大戦中、学校は接収され、テレサ・ゴンサレス・デ・ファニング国立女学校となりました。