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新崎マルティン、モデスト兄弟のグティエレス居住時代の家と家族。父は南部近郊で野菜栽培に従事していたが、1938年、その長男と次男を沖縄に送った。「両親との再会は実に感動的だったが、その反面、悲しかったのは年とってしまった両親を目にしたこと。私の心の中にあったのは出発したときの両親の記憶だったから。でも考えてみると、8歳で別れた自分が21歳で戻ってきたのだから、過ぎ去った歳月は両親だって納得し難かったことでしょう」と長男マルティン。