女子病棟の落成

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コスキン療養所の女子病棟の落成当日。男子・女子両棟は日本政府と邦人社会の寄付金により設置された。第二次大戦中、アルゼンチン政府が療養所を接収しようとしたとき、シーマ医師が直接ブエノスアイレスに出頭して取りやめさせた。戦後、特効薬が普及するようになり結核患者が急減したため、1960年に療養所の偉大な歴史に幕がおろされた。