オステンデの大野与三松

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この勤務証明書から分かるように、大野与三松はオステンデ工事に携わった日本人の一人だった。自然との困難な闘いの後、オステンデの開会式は1913年4月に行われたが、第一次世界大戦の影響か、二人のベルギー人はアルゼンチンを去った。残ったのは埠頭の一部と、八十部屋をもつ「テルマス・ホテル」のみで、その後、何十年間も放置されたままになった。