思考の変化:ペルー、新しい祖国

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第2次世界大戦の終結後、日本人移民は自らのペルーでの生活について、考えを新たにしました。ペルーは収入を得るために訪れている場所であり、いずれは日本に帰ると考えることをやめ、この地が自分たちの子孫によって、彼らの未来を作り上げていく場所になる、と考え始めたのです。
そうしてペルー社会に溶け込み、生活レベルを上げ、子どもたちをペルー国民として教育することに心を砕きました。また、日本人の子孫とそれ以外の出身者との婚姻数が増加するなどの変化もあらわれました。