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日本人ペルー移住史料館”平岡千代照”にはアイルランド、ドイツ、スペイン、イタリア、中国からのペルーへの移住の歴史に関するパネルが展示されています。史料館を訪れる人は、このパネルからペルーへの日本人移民が始まった背景を、当時の歴史の中で位置づけることが出来ます。
海外移民の代理店であった森岡商会は、代理人田中貞吉を通じてペルー製糖業者組合代表フェルナンド・ソリアと契約を結び、1899年にペルーに790人の日本人移民を佐倉丸で渡航させました。これによりペルーへの日本人移民が開始されました。日本人労働者は、ペルー沿岸の大製糖工場で求められた労働者として好適なものであり、その質の高さで素晴らしい評価を受けました。