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呼び寄せは、日本人移民がより良い経済状況を得ることが出来たときに始まり、家族や友人をペルーに来るように誘いました。呼寄せには二種類あり、一つは親戚や友人を呼ぶことで、もう一つは写真結婚です。写真結婚は将来の配偶者を写真だけで決め、渡航してはじめて配偶者本人に会うというものでした。
呼び寄せは契約移民が終了した1923年から、国籍別移民数制限を政令で定めた1936年の間に増加しました。
写真は、室井勝がパスポート発給およびその他の法的要件の手続きを進めるために、淀川正樹(よどがわまさき)領事代理に送付した請願書「呼寄資格証明願」で、保証人として秘露中央日本人会の野々宮元蔵会長の捺印があります。内容は、従妹の室井歌子(1914年3月23日生れ)のペルーへの渡航申請で、この申請は1932年2月19日に行われました。